「中医薬膳 蓮果」日和 (れんか びより)

宮城県仙台市「中医薬膳 蓮果」運営。薬膳、中医学、そして日々のことなどを綴る国際中医薬膳師のブログ。

山菜のエネルギー

こんにちは。

 

先日「ふきのとう」をご近所さんからたくさんもらいました。

春は山菜が美味しい時期ですね。

とてもたくさん貰ったので、お味噌汁に入れて香りを楽しみ

残りは佃煮にしました。

佃煮にすれば多少日持ちするので、しばらく「ふきのとう」を楽しめます。

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ふきのとうの佃煮

 

 

ふきのとうの苦味には解毒作用があり、冬の代謝の悪い間に溜まった

いらない物を排出してくれます。

中医学では、味にもそれぞれ体に及ぼす効果があり、苦味は解毒作用や

体に溜まった余分な水分や熱を取る作用があると言われています。

春の山菜はまだ芽の段階で苦味の強いものが多いですね。

これから成長する芽が動物に食べられないよう、苦味を出して自らを

守っていると聞いたことがあります。

そして成長していく芽はとてもエネルギーを蓄えています。

 

そんな春の恵みのエネルギーを有りがたく頂いて、

冬に溜まったいらないものを追い出し、暑い夏に備えていものです。